art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

マグル学

rubenjuri2010-11-21

セガレが代替機を受け取るの図。
遠目に待つ母、juriです、こんばんは。


「シを古い友人として、逝ったのでした。」
友人という事は、そのものではなく、だとしたら、“生”なのであり、天寿を全うするということは、合意のもとに受け入れるという事なのだ。
劇中物語に、贈られた絵本の真理を見た気がしました。
パパも兄も、又、生きなおすべきで、きっと、何度だって生まれ変わってここまで来たのだろう。
「かーさんは劇中の物語に感動したわ。」
セガレに失笑されたが、いづれわかれば良い。
もう、これ以上の人生はない。生きなおす必要など、ない。
そんな風に思えた時、敵であったシを、古い友人だと呼べるのだろう。


例えば、純血ではないセガレが刑を免れる。
純血の私をどこかへ逃がす為に、私の後ろ姿に或る呪文を唱える。
セガレの存在を忘れた私は、ひとりで知らない土地に逃げていく。
道程で、そこ、ここで、なにか釈然としない、忘れ物をしたような、そんな気持ちで急ぐだろうか。
きっと、きっと呪文を解いてほしい。


そして
それから
愛する誰かには
できるだけ早く見つけていただきたい。


シリーズ中最も切ない『ハリーポッター』でした。
次回は来年の夏。
セガレと一緒にデカくなった17歳のハリーたち。
全部観た。ずっと見てた。
ふたりで、ずっと。
来年、最終章を観終わったら、セガレの冒険が始まるのかも。