art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

机上の産物

rubenjuri2008-10-24


 私の作り方は、周りと少し違うようです。「楽器は?」と、よく訊かれます。はじめは意味が分かりませんでした。
 とても独りよがりです。だから、バンドで作るということもわかりません。
 作詞と作曲を机上でし、イメージをTakashi氏に伝え、アカペラ・レコーディングで歌ありきのデモを作り、あとは、編曲のTakashi氏に委ねてきました。
 映画と同じで、全ての分野で、出来る事を全て絞り出してから託し、リンクやシンクロを喜んだり、意外性を味わったり。ポスターもその内のひとつです。
 TheRedKingからの作詞の依頼を受けた時は、曲の事は一切考えず、作って渡しました。それから、Takashi氏がその歌詞に曲をつけました。
 レッキンに出会って、バンド感に激しく強く憧れたけれど、それでバンドを組んだけれど、バンド感という作り方に向いていないと思い始めています。や、一曲もバンドでは作ってないのですが。ピンとこないので。
 私は、机上で、頭で、紙と鉛筆で、作っていこうと思います。
 変でしょうけれど、それが自分だと思います。
 嘉事先生に「固い」と言われるような気もしますが、それしかやった事ないし、わかんない。
 バンドでコードに合わせて作って、自分が出せる気もしない。
 やりもしないでって、嘉事先生に叱られるかもしれない。でも、強い言葉を、コードに流されるのじゃなく、自分の音階で綴りたい。
 そうしてきました。
 「じゃあなんで、ずっとずっと待ってたのに、出来なかったんだ!」って、メンバーに言われるだろう。
 それは、嘉事を超える存在に遭遇したからかもしれません。
 だから、もう、出来ないのかもしれません。
 でも、
 だからといって、
 作り方を変えたくないのです。
 それは、甘えです。
 私は何を表現したいのか。
 自己を、表現したいのじゃないのか。
 所詮、ピンなのでしょう。
 「ミャンチャンは難しい」って、幼い頃からママに言われてきた意味が、わかりかけてきましたよ。
 気分は『Something Dancing』....。


 画像は、オムライスではNo.1、郷の音ホールのカフェのオムです。