art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

ポイント2倍

rubenjuri2009-04-20

アパレル現場ハネて、一旦帰宅してセガレの夕飯を作ってから、スタジオALIVEへ。
クライアント様がPASMO対応機種の開発を首尾よく運べて、予定どおりの「春に」というオファー、さすが、春にちゃんと正式にいただいたのです。
到着したら、スタジオ前で、スタジオ社長の弟のTakashiさんがくわえ煙草で待っていました。
「あっ。Takashiさん!」
「はいコレ。ポイント2倍。」
「ポイント2倍?」
「ポイント2倍。」
手渡されたのは、画像のDVD。世界でただひとり、私だけが持っているレッキンBOXに入れる最後の宝物だそうです。
yeah...


さて、スタジオに入って、いつもの、最高にやりがいのある仕事。
本当に本当に長い長いおつきあいになっているクライアント様。スタジオ社長との3者の連携で、レコは進んでいきます。
最初は、年初に予告されていたPASMO対応機種用のレコをさくさくと終えました。
ヒソヒソと声がします。「ホンマやぁ、いつもの声やぁ。」
今日は、現担当者氏と共に、お二人、別部署の方が来ておられます。次は、その部署の新開発の新製品用のレコです。
数年前に戻ったかのような、作業。
現担当者氏が、懐かしんでおられました。「担当し始めた当初は、僕らもこうでしたね。このレコでかなり勉強になったものです。」
みんなで作るからできるのだけれど、みんなで作るから、難しい部分も多い。
私は専ら、日本語を正しく直し、或は、利用者がどんな年齢層でどんな人たちなのかを考えながら文言を整える。そして、技術者でいらっしゃるクライアント様から、機械のルックスや使い方やパネルについてをしっかり聞き、ALIVE社長と一緒に、一歩離れた立場から、使い勝手と私の音声ガイドについて、とことん、考える。
納期が遅れないギリギリを逆算しつつ、ここで、初めて、機械の作り直しが決まる場合も、多々。
きっと、今回も、また、レコのし直しがあるかと思われます。
「いいですか?すみません、juriさん。」
「とんでもない。いいのが出来上がるまで、何度でもやり直しましょう。」
今回は煮詰まりました。かなり。
5人が下を向いたまま、黙り込む事も。
そんな時は、だいたい私が、確信している文言で、マイクに声を乗せてみます。
「・・・ぉおお・・・。」
これだけで、文言が決まります。


ハネたら、とても疲れてはいるものの、全員でそれぞれの仕事の話を交換します。自然にそうなります。
そして、まず、クライアント様が会社に帰られます。
そしたら、ALIVE社長とふたりで、1時間くらい、話をします。
いつもなら音楽の話。でも、今日は、セガレの話に終始しました。
そう。
先日、Takashiさんのお兄さん(ALIVE社長改め)に硬式転向のレクチュアを受けて以来、セガレは、テニス系の話やチャリ移動についての色々な相談を私を通さないで直接お兄さんにしているようで、色々きけて、面白かったです。


終電で帰宅したら、日付は変わっていました。
そこから、家の事やら、色々おわって、3時。
さて。
ポイント2倍のDVDでも観よう。
中身は、去年秋のライヴと、2005年秋のライヴ。そう。私がV回さなかったライヴのです。従って、1ファンとしての私が、最前列で可愛らしく、ノっているのです。
そっか、渡す時Takashiさん、「juriさんみたいに巧い事仕上げてないけどね。」って、言ってたもんな。
可愛らしく・・・。ここ、ポイント。
だって、V回してる自分とは全然ちげーんだもん。完全にスイッチ入ってて、職人だしね。
「へぇ。こんなに普通に楽しんでる。可愛いなぁ、ワタシ。」
ま、レッキンがカッケーからだろうけどね。
それと。
去年のライヴの方は、juri作詞の楽曲もあり、感慨もひとしおです。客席で聴く私も、会場に居る観客も、じっと、ただ、聴いている。



TheRedKing BOXは、このDVDを加える事で1set完結だそうです。
レッキンの歴史に乾杯。