art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

あの頃のあれこれに抱く今更の感謝

ダッピは独身。
チャキは上が六年生。
セガレは受験生。
私はミッション系の女子高に行きダッピとチャキは進学校に行ったので高校は違ったのに、受験生の夏は、毎日3人で島根県立図書館に通いました。
私には特定の彼氏はいなかったはずですが、2人にはそれぞれ、彼女がいました。そう、同じ高校の彼女が2人とも。
幼なじみなので、フツーにぶっちゃけて恋バナもしながら、宍道湖沿いを3人で歩いて帰った夏でした。
「オマエの息子、あの頃の俺らってことか。」
と、チャキ。
信じられない。
ダッピの彼女とは、私は図書館で紹介してもらって仲良くなりました。彼女は津田塾に進学し、ダッピは島大。ま、別れましたね。
で、独身。
んー。
ね。
チャキは、チビチビの頃から、私の小説の読者でした。
「続きまだ?」
おケツも叩いてくれたり、
「何年前のアレ、名作だよな。あんなの、頼むわ。」
ゆるくダメ出してくれたり。


感謝の気持ちなんて、あの頃は抱かなかったと思う。
チャキはさりげない存在だったんだよな。
今でもその佇まいは、そうだな。
絶対、こういう子は、寺を継ぐべきだよ。
次男だけど。