art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

朝のノスタルジー

rubenjuri2009-11-10

ガラナはおいしいがらなぁ・・・。
・・・juriです、こんばんは。



「juriさんはアパレルが好きなんですねぇ。」
唐突に
しみじみ
彼女は言った。
それは、
何年も前から、人一倍、理解してくれているはずの。
確認のような。


自問自答の日々を、真剣に送っているのであろう。
こんなにもあらゆる角度から自分を凝視してやまない作業を、集中力で以て、しばらく展開していくのだろう。
果たして出た答えに邁進し、成功しないはずがない。
ただ、側に、いますよ。


先日の宴会の席での何気ない会話も、引き出し開けて入れて閉めて、時折反芻していたか。
「そんなリスク抱えてまでアパレルに飛び込むのは無謀だよ。やってみたかったとか、好きとかじゃなきゃぁ。他業界から比べて評価(報酬)の低い業界で、お子さん保育所に預けてお舅さん看てなんて、割に合わないよ。それなら短時間で飲食とか行った方がいい。」
「ちょっと、憧れがあったみたいですよ。でも、一瞬で無理で。」
「あー。それならいいよ。やってみたら。納得して、やっぱりやりたいって思ったら、また、時期が来たら、するよ。」
ケコと私がしていた会話。
その会話の直後の“気”が、彼女ん中に吸収されていくのが、わかった。
本当にまじめに考えている。
正念場なのだね。



春。新卒でアパレルに就職し、その夏に、店長として米子店に配属されたのが、今と同じデベロッパーだった。
楽しい仕事も、数字に追われて、孤独な辛い日々だった。
しかし、奥底には、好きという気持ちがあったな。
20年もの月日が流れ、今のデベロッパーの開店10分前を初めて体験した日。
ノスタルジー
切なかった。
音というのは、音楽というのは、その時にフラッシュバック。
きゅんきゅんと、切なくて、初々しい気持ち。
ただ、再建に携わった業界大手の不思議な唱和要請が、グイッと、現実に戻してくれた。
再建のこの企業、外資系の業態さんが、何も、言わなかったのかな。
みたいな疑問も抱きつつ、お客様は決して耳にすることのない、開店前の美しいテーマにα波噴出しきりなのであった。
もう、2年も居れば、それも、ない。
それは、それで、別な意味で、切ないのだよ。



シュールに生業ってるぜ。