art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

蓬門

rubenjuri2009-05-28

適材適所。
だから、ムーヴメントは、ひとりでは起こせない。
種をまいたつもりはなく、でも、その綿帽子のひとひらを、手を伸ばしてピョンと跳ねとんで掴んで、土に根付かせてくれたのは、うたたんでした。
彼女はいつもそう。
そう、在ってくれます。
ありがとう。
こころに留めてくれているだけでも、とても嬉しいのに。
ありがとう、うたたん。


ひとりじゃ、できない。



マダムのご主人の追悼集を読み進めながら、皆さんと会って、故人を通して語らっているようなひとときを、昨日・今日と過ごしています。
私が寄せた短い原稿も、載せていただいています。
自身の作ったバイオリンを、自身で演奏しているショットが表紙になっています。
マダムが選んだ1枚かな。
いつでも逢えるのかな、ご夫婦は。


去年の上映の日に間に合わせて、マダムは100本のペグシルを都合してくださいました。
「芳名をいただきなさい。」
そのペグシルで、ご芳名カードと、一言をお客様たちにいただくことができました。
郷の音ホールの杮落としに間に合わせて、マダムは、以来、ずっと、ホールにペグシルを寄付し続けていらっしゃいます。
作ったのは、教え子の方。
おそらく、その方であろう人の寄稿も載っていました。
なんとなく、その方だとわかりました。
涙が出ました。


うたたん。
全部、つながっている。
ひとつなんだね。


画像は、姫路のお菊神社に居た子です。