art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

『脈』by Juri

rubenjuri2009-04-29

「4月になってから、便通がいいわ。」
え?こっち来てから?そうだったんだ・・・。
や、「この子、暫く離れて暮らしてた間に、こんなに毎朝お通じがあるようになったのかぁ。」って、そう思っていました。
ん?トイレットペーパーの切れ目でわかるのですけれどね。
すみませんごめんなさい私たち母子にとっては重要なコトで。
いつも叱られるのですが、重要で、つい、その話題に・・・。
「なんでだろうな。」
そんなこと言ってくれるのか。ありがと。



朝。
一人きりの店内に、おとーとが来ました。
ムーヴメントの為に奔走していて、その件について、話しに来たのです。
とても嬉しい。私にできる事を見つけてくれて。
議員夫人たちとのネットワークからのアプローチ提案です。
適役です、ありがとう。
ガンバレ。
尊敬しているよ。


だのにー。
昼前にナツ出勤。
「あのねjuriさん。巨大な鯉のぼりにお絵描きするイベント、外でやってるの。ウロコをカラフルに描いてる子とか、色々だったんだけど、ひとつだけ、黒い文字でデッカく“肉食いたい”って、書いてあった。ナツびっくりしました。」
ん?
それ、書いたの、うちのおとーとじゃねぇか?juriに話しに来たのじゃなくて、実は魚に“肉”って書きに来たんじゃねぇか?



つい、そう疑ってしまいました、愚姉です、こんばんは。



ナツからイベントの説明を聞いて、故・国広節夫氏を思い出しました。
旧市街地の人々は、“青空美術場”はイコール国広氏の『おさかな絵巻』だと、長年勘違いしていました。これは、我々、出品作家達を困らせた悩みでした。でも、それだけ三田では認知度の高いイベントでした。
「パクったな、イベント。」
なんだか、嬉しかったです。
引っ張ってくれて怒ってくれて、とにかく動けるように見守ってくれていた師匠達は、もう、居ません。
そればっかり言っていたら、おとーとが、もーーーーーーっすご、キレて怒ったのが、3年前。今でもあの啖呵が響き続けています。
「みんな、juriの作品が好きなんだ!師匠の弟子を手伝ってるつもりの奴はひとりも居ない!!」
シノゴノシノゴノ・・・。初めてカンパもいただいたのに・・・。シノゴノシノゴノ・・・。
孤独を感じる時、おとーとの言葉を思い出すといいな。そうなんだ。孤独が素晴らしくなる。何も生まれなくても、孤独ということは、自分にしかできない事をやってるんだって、言える。
観てくれた直後にleah氏が言った。「作っていてくれてありがとう」と。



今が、例の、「痛みが必要な時」なのか。
おとーと、ありがとう。