選車でゆく楽しみのひとつには、鳥達と出逢える事というのがある。
あったま悪そうなかっちょよさ。
その佇まい。
同じ目線の高さで、同じスピードで、大きくはばたくロッカーよ。
そのモノトーンは、杢のない美しいグレー。
勉強はできないけど転がり続けるのさ。
クールだぜ。超絶に。
間違いじゃない、今、想っているコト。信じているコト。
いつまでも相変わらずシュールなねぼすけだけど、風を感じて、生業っている事、誇ろうか。
ときに、erase my life、でも、消せない。
残しているから。
依然、残し続けてしまっているから。
ねぇ、鳥よ。
はばたき続ける辛さも、シンメトリーで居さえすれば、転がっていられるか。
パクパクとアグリーな己も、そう、在れるのか。
こんな宇宙でも、
花は、
あの時と変わらないこの季節に、咲いている。
こんなアスファルトで固まっていても、いつものストリートで、いつもの香草の香りがする。
強いな。
歪な己がますます正直に生きても、
おかまいなしな、凄まじい命。
カッケー。
とかっつって、マツリの賄い、食べる。
此処じゃ、
ご馳走も、風。
地元で産まれた、風。
旨い。