art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

後継者とマダムとjuri

rubenjuri2008-09-24

 一番弟子の声で目覚める朝ほど、幸せな朝はない。
 新居に選んだ街には、私の一番弟子が居る。
 もうひとり居て、彼女はT市に居る。
 その下に、二番弟子、三番弟子...と、続くのだが、上記の二人以降は、もう、順番やら何やらどうやら、忘れてしまった。
 声がきれいなだけじゃ駄目なのだよ。
 私の二人の一番弟子のように、全て、見えていないと、駄目なのだよ。
 嗚呼。
 素晴らしい二人の女性。
 ありがとう。


 「うちの(家内)もそうだけど、声って、歳とらへんねんで。」
 一番弟子のご主人が言う。
 「だけど、身体は、とるんす。」
 juriが言う。
 主:「しゃーない。引退は、ない。」
 j:「誰にも労ってももらえぬまま?」
 主:「せや。」
 殉職しろと?


 夜。
 事務所にマダムの姿、アリ。
 彼女にこそ、引退の文字はない。
 明日は2升分のお寿司を炊いてくるからと言い放ち、エプロン隊に恐縮がられているのを目撃。
 j:「やめときぃな。今日も色々大変で忙しかったんやろ。もう、献立は決まってんねん。もう、いいから。」
 言う事はきかない。
 疲れているのに、知らないからな。
 マダムに家まで送ってもらいながら、愚痴る。
 j:「若い時ゃ、平気だった事でも、無理になってきました。来期は、きっと、引退してる。」
 もっすご、怒られました。
 マ:「アナタの歳の頃は、1日9コマ授業持ってたんやないの!!その上、出張は、日本全国、ひとりで車だけで行ってたのよ!!」
 それを退官までしてこられたのだから、そりゃ、屁みたいなもんですわな。
 マ:「今のうちに稼ぐのよ。私がM女子の客員教授やってた頃のギャラ、当ててご覧なさいよ。」
 ヤダよ知らねーよ。
 ・・・結局、教えねーのかよ!