皆様、メンズ部門は予算達成にはわずかに届きませんでしたが、昨対には乗りましたので、由といたします。
これも一重に皆様の日頃からのご愛顧のお陰と、スタッフ一同、噛み締めております。
お買い上げ、ご協力、本当にありがとうございました。
今後とも、変わらぬご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。
実家での私は、「居るのか居ないのかわからない」と言われる程、幼少期からひとりで妄想活動にいそしんでおりました。
たとえ、友達が押し寄せてママの料理を食べていても。
カンケーねぇ。
「みゃんちゃん、みゃん、juriちゃん、juri、・・・juriっ!!!!」
なんつって怒鳴られる時は、なかなか現れない時くらい。
やだ。怒鳴られるの、怖い。やだ。
だから、最後に怒鳴られるより早く、どうにか、ゆっくりではあるが、現れる事にはしていました。
でも、姉んとこに甥や姪が出来てからは、姉は、我が子を呼ぶのに何故か最初に「juri!」って、呼ぶ。そ、間違えて。
その度にビクッって、する。
ママにとっちゃ、私も含めて全員“みゃんちゃん”なので、とりあえず、そう呼ぶ。
みゃんちゃん歴が一番長い私が、真っ先に「呼ばれたか?今、呼ばれたのか?」って、ビクビクしてしまう。
今は、どの現場でも、みんな、「juriちゃーん」とか、「juriさーん」とか、いい感じに呼んでくれるので、気持ちいいわけですが、先日・・・。
破天荒な園児、「じゅり」が、多分、1コ上くらいの姉・母・祖父母と共に、ご来店。
まぁ、もう、ずーーーーっと、怒鳴られております。
園児の癖に、レディスを一生懸命、御試着。
姉がフィッティングを覗こうとすると、キレぎみ。
とうとう、無理矢理ドアを閉めようとして、姉の指をドアでつめそうになっちゃいました。
卒倒しそうだ、スタッフjuriは。お、おい、じゅりよ。
ずっと名前を怒鳴られ続けているし、姉を泣かして暴れまくるし、頼むぜ、じゅりよ。
キミが怒鳴られる度、俺様はビクビクするのだぜ。
上司は肩ふるわして笑いをこらえているし、作業しながら泣きそうな俺様を見ては、喜んでいる。
最終的に、全員が姉をかばい、「じゅり!お姉ちゃんにあやまりなさい!」って、詰め寄り、じゅりはヒステリックに暴れ泣きし、ご一同様、お買い上げもなく、退店。
上:「わんぱくでしたねー、じゅり。」
j:「ってか、アレ、大丈夫かなー。」
上:「え?え?なに?どれ?」
j:「ほら、これこれ。このカットソーで、もっすご涙ふいてたし。あ、あーあー。ほらー。」
上:「あー!!ホンマやー。じゅりー。もう。」
もちろん、そのアイテムは引っ込めました。
誰かひとりでいいから、例えばおじいちゃんだけ、じゅりを抱きしめてやれないかなぁ。何がどうなって、あんな事になってんの、じゅり。
ま、幼少期に置き換えても、全然わかんないし、自分が同じ事したら、息の根止められてます。
パパが逝く前後、家族をはじめ、親族皆が、長男であり一族の長だったパパが居ない事にお手上げ状態になった時、私がまさかの冷静な頑張りを見せて奔走したので(まぁ、最期は私が一番納得いく形で看病できたからだと思います。姉とか兄は忙しくてなかなか看れなかったから。)、その時だけは、姉は私を「juriちゃん」と、生まれて初めて「ちゃん」づけで呼んでくれた。通夜の晩は、お礼まで言ってくれた。
「いつまでもいつまでも子供だっていうイメージで接して、ごめんね。今回はありがとう。助かりました。」
ママにも言ってくれたようで、ママも、
「みゃんは外づらは小ちゃい頃から良かったから。まぁ、今回みたいな感じで働いているのなら、いい。とにかく家では駄目な子だから、なかなか信じられないし、まして、接客や司会なんて、想像もつかないもんね。」
と、言っていたとの事です。
しかし。
そん時だけ。
おんなじ。
やっぱり駄目な末っ子。
怒られてばっかりで、怖いっすわ。
引きこもりは、地味〜な、インキャラ。