art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

先回り

rubenjuri2008-04-25

 首の痛みを放っておいたので偏頭痛。
 針を打っていただきながら「こんな時、地震とかになったら、どうなんの?」とそればかり。
 即効性に驚き、「これで奴の攻撃に耐えるのだ。」
 ウィーンから帰国して私に会いにきてくれる友人を苦しめる、沢山の問題、それが、私が今夜闘う“奴”なのだ。
 「juri、言いたい事があんねん。別居してたんは、いつ頃?ああ、やっぱり。私、その頃、アンタとどうしても連絡がとられへんから、家に電話してん。そしたらSクン(セガレ)が出てきて、かーさんは?って訊いたら、いない。って、言って、いつ帰るの?って訊いたら、帰らない。って言われてん。感情もない、表情も思い浮かばない、あんな可愛い天真爛漫な子が、って、びっくりしてん。そういう事が、あってん。」
 「そう。多分、そのまんま、大きくなったよ。私が、その頃、そうした。」
 お好み焼きを食べながら、こちらの話をしたのは、それだけ。あとは、一晩中、本来の役回りに徹しました。
 私がこんなコンディションでも、きっとわからない。バレていない。
 「で?今年こそはウィーンに遊びにきてくれるんやろな?」
 「んー。」
 毎回、どこ廻りの便がいいとか、どれだけお金があれば、あとは宿泊費も要らないし、とか、具体的にアドバイスしてくれるのを、上の空で聞く。彼女は、飛行機が苦手だという事さえ、知らない。20年来の友人なのに。
 「今年来てくれへんかったら、来年も帰国しようと思ってるから、羽交い締めにして連れてくで。」
 「んー。」
 その場合は、永住って事で。


 別居の頃は、テレビを持っていなかった(今は持ってるみたいな口ぶりですが)。ひとりぼっちだから、要るとも言えるけれど、一人だからこそ、見られない事もあって。例えば、洗濯洗剤のCMとか、洗濯機のCMとか。セガレとか、誰かと、寄り添って、観るものかも知れないです。
 波があります。でも、気持ちは落ち着いています。
 必要な時期だと思うのです。
 今だから、大丈夫だと、思うのです。
 ありがとうございます。