6年もこんなことやってて、遡ると、もっと前から作家仲間のみなさんといろんなことやってて、考えたら、セガレはチビチビの頃からそれを見ていたり、時には手伝ったり、ツアーについて来てくれたりして、でも、一歩離れてはいたから、お互い触れなかったけれど、なんだか、ふと・・・。
昨日、やみくもに荷造りしている横で、
「なんで映画撮ってんの?」
と、セガレが静かに訊いてきました。
「ん?」
こういう時には洋画家S氏です。記者発表や取材関係、全部、私に成り代わり、巧く説明してくれるから。
でも、居ませんね。家だからね。
あー。でも。初めてフラッシュバックしました。驚きました。
「そういえばかーさん、小2から既に、クラスのみんなをキャスティングして戯曲書いて演出みたいなことして、発表してたわ。そう、毎年。忘れてた。」
忘れてた。
昨日は、長い一日の中で、原点にたくさん帰らせてもらえた感じでした。
何故か、不夢不無に何年か越しで「なんかやれ!」と言われ続けていた頃には、思い出さなかったことでした。
城下町の、橋の、向こうと、こっちで、音楽と、戯曲と、演出と・・・。
そんな頭蓋ん中だったな。
総合芸術は、ひとりじゃ、絶対にできないので、これからも、よろしくお願いします。
切ないリンクが、押し寄せる。
愛しています。