art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

『魔法使いの弟子』

rubenjuri2006-03-25

 新世界の銭湯に居た。
 大好きなダンサー、まな実さんのダンス・ユニット“マンボボ”が踊っている。
 コンテンポラリー・ダンスのイベントで、おっと氏・黒ひげ氏と参加。
 おっと氏は『新世界 覗き箱』という個展を開催する傍ら、イベント全体を立体撮影して回っている。
 おっと氏の手で、新世界に魔法がかかる。
 個展会場でも、人々がまんまと魔法にかかっている。
 しめしめ。
 尊敬し敬愛する洋画家S氏も、近頃じゃすっかり写真家黒ひげ氏になっている。私自身がその変わり身にまだ対応しきれていないが、楽しいし、写真も素晴らしいので、ま、いっか。
 私は、殆どまな実さん目当てで参加しているのであるが、おっと氏から「動画を撮るのであれば」と、お誘いいただいたので、V回します。
 前半は4班に分かれたダンス・ツアー。
 三人共、分かれました。
 マンボボ班は、銭湯始まりって事で、女性限定。普通に一般のお客様もいらっしゃるしね。
 「おーい、不夢不無せんせー。まな実さんが踊っちゃってるぜー!」
 銭湯に居る間、私は不夢不無に念じ続けた。
 私が最後に不夢不無のライブに出たのは、まな実さんとだった。いつもは一人ずつなのだが、彼女と一緒だったから、楽しかった。
 彼のアトリエで、『週刊芸術』のまな実さんを指差して、「私とまな実さん、どっちが好きですか?」
 って、訊いたら、「オマエはオマエ、まな実はまな実やないかい!」って、取り乱した。
 奇抜なマンボダンサーの格好で、銭湯を出て暫く歩いていたら、
 「juriさん!やっぱりjuriさんですよね!来てくれたんですね!」
 と、飛び跳ねるまな実さん。
 「銭湯で踊りながら、似てるなー。って、ずっと思ってたんです。」
 髪型変えてもわかってくれるの、まな実さんだけですよ。ありがとうございます。
 この班は、新世界の市場をマンボのステップで歩くというツアーで、思いがけず俺様の市場セラピーが実現した。
 「体調は大丈夫?」
 イベント後半の準備をしながら、おっと氏に心配していただいたが、
 「市場行ったんですっかり大丈夫です!テンション上がりまくりっす!!」
 V回してるって理由があるから、ステップは踏まずに済んだしね。
 後半。
 通天閣を背に、野外ライブ。
 マンボボの最高にご機嫌でカッコいいダンスを皮切りに、素晴らしいダンスが次々に。
 最後の北村成美さんには、新世界全体が魅了された。
 北村成美さんに乾杯!
 その後屋内会場に入り、『コンテンポラリー大衆演劇』を撮影。
 「すっかり酔いしれているうちに」と、皆が酒を浴びている間に、セロリをバリバリ食べながら“人食いnote”の弟子を出してきて、私のするべき創作を展開・・・していたのに、いつの間にか、食い寝。
 「あら?」
 と言う、黒ひげ氏の声に覚醒。見られたようです。


 画像は、銭湯の脱衣所に貼ってあったインフォメ。