art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

6年前だもの

rubenjuri2016-06-27

今年が兄の13回忌だったらしい。
ふと、姉が気になって義兄と数えたらそうだったとのこと。
そういうことって末娘はノータッチで、招集待ちのスタンスできたものですから、つい。
でも、そうだ。
そう言われて考えてみると、7回忌法要の当日に緊急入院したのが6年前だもの。
私が真っ先に気付くべきなのに。


前日は法要のための帰省の準備に追われていて、数日前から痛かったお腹も日を追う毎に痛みが増してきてはいたけれど、手土産を買いに走ったりと奔走していた。
「病院行っとこう。絶対。」
「でも今日は色々と忙しいからまたこっち帰ってきてから。」
「そろそろ偏頭痛の薬も切れそうなんだろ?」
・・・・それもそうか。ついでにお腹も見てもらっておこうか。
説得に応じないので、危機感を覚醒させるワード【偏頭痛の薬】というカードをチラつかせるギタラー。
そのままハンドルを切って病院へ。
その場で紹介状。
「否、でもお兄ちゃんの法要が。」
「松江で緊急入院するん?」
「・・・・。」


セガレが法要に出た。
入学したての高校の制服を持って、手土産も持って帰ってくれた。
姉や従兄弟たちと、復路は、病室まで来てくれた。



ママのところには大念寺からの案内が来ていたかもしれないが、眼中にはなかっただろう。
新聞は隅々まで読んでもだ。



知恩院にでも行こうかな」
姉はそうするとして。
私は次回の帰省で大念寺にお墓参りに行こうかな。



お兄ちゃん、とりあえず、そんな昨今だというのはお察しかもしれませんが、お詫び申し上げときます。
ごめんなさい。
お兄ちゃんより4つ年上なのですが、すみません。



否。
まてよ、これも6年前も、お兄ちゃんが仕掛け人なのかもしれないな。
「俺クリスチャンだもん」
そういうこと言って涅槃に横たわってそうだな。
今年の命日には、敬虔なクリスチャンであるラスト彼女が「彼の魂と寄り添う日です」とメールをくれましたし。
それでお兄ちゃんは十分なのかもしれないな。



が。
兄よ。
法要というのは、故人のためというよりも、遺された者の納得と救済のためだということを、知っておいででしょう。
そこんとこよろしくお願いします。