報せがきた。
ひでおっちゃんが眠るお寺はパパのところとは違い、しかし、パパの葬儀の時に代理で方丈様が講話にきてくださったことで印象深くあります。
人生で最も泣いた講話かもしれず、その有り様を斜め後ろ辺りから見ていたひでおっちゃんは、
「juriが方丈様の話を聴いて泣いて泣いて。膝の上に涙が落ちる音がポトポトポトポト聞こえてな。juriはいい子だわ。」
と、しみじみ、おっちゃんたちおばちゃんたちに言っていたのを思い出します。
何度も此処に記すけど。でも、生きていたから名前は記してなかったかもしれません。エピソードだけかと。
ひでおっちゃんは・・・。
プレイボーイ。
しかし可愛がっていただいた模様。
女と逃避行から帰ってきたら、呉服屋の店先にとんちんと俺様が座っていたので、
「兄貴。この子はどうした。」
「うまれた。」
「いつ。」
「オマエが何処かへ行っている間に。」
そのままじっと見つめていたときいたことがあります。
2度目の結婚での娘自慢にて。
「うちの子もjuriに負けんくらいピアノがうまいよ。」
私のピアノを聴いた事はない。
ま、ただ、黙ってニコニコしていただけで、否定も肯定もしませんでしたけどね、俺様は。
日々の作業をするということが
祈りの積み重ねであると噛み締め
ひでおっちゃんの放蕩人生におつかれさまと言っておきましょうか。