「それって、彼は地球を守っているのかもしれない。」
オムライスを食べながら、洋画家S氏は言った。
一見、敵前逃亡かとも思える、セガレの妄想行為。
名付けて、“ギャラクシー・アタック”。
知らなかった。気づかなかった。
粉霧劇とは、
art-P散布とは、
エコ行為だというのか。
ちびちびの頃からの探求は、そこへ行き着くのだとしたら、とてつもなく誇らしい。
そんなところに本当は敵など居ないのだぜ。
居るのは頭蓋のスクリーン。
上を下へのギャラクシー。
妄想を紙にバラまくは、
紙から3次元に起てるは、
母オリジナルだぜ。
愛してるぜ。