art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

詭弁のひとびと

rubenjuri2010-02-15

うたたんお勧めの映画の鑑賞会をしました。
ホットプレートでお好み焼きぱーちーをしました。
デザが画像の苺大福。うたたんが持ってきてくれました。
今シーズンは例年より多くたべているぞ。

2005年公開のこの映画ですが、私にとっては、今、観る事に大きな意味があったと思いました。公開当時のセガレは12歳、とても自分に置き換えて観る事は出来なかったでしょうから。
渡世人であろうとしたのは、奇しくもパパと同じだと聞きました。建国記念の日も出世兜も好きにはなれないパパで、そこも一緒でした。嫁いで男児を産んで、出世兜を贈られた時には、どうしようかと思いました。又旅者には三度笠で充分で。
大和が出来た時、人々は、これで戦争では負け知らずだと確信したのですが、特攻船となってしまいました。意味は・・・。
意味は、当時の若者たち(子供じゃんか)には詭弁で美徳とするしかなかったのでしょう。これこそ、乗りかかった船から降りる事ができなくなった頃には。
「この上なにがほしい」
上条恒彦が歌う『木枯らし紋次郎』の主題歌の歌詞に尽きると、そればかりを思いました。
ひとつ、ひとつ、守りながら解決していく。
&、ロール。流れ者。
オリムピックも始まっていますね。国によっては勝敗が大きく重くのしかかっているエヴェントだったりします。
ひとびとは、俺様は、この上、何が欲しいと言うのでしょう。
勘違いの船は、今も、彷徨うのかもしれません。
待っている女のところに帰れば、迎えてくれるとでも思ったか。被爆から守ってもやれなかった。
変なの。
ヤバイのだ。


昔、トロイを観た時にも思いました。戦いの影に女アリと。
愚かです。



さて。
うたたんとの鑑賞会の前に、N姐が来てくれていました。バッタリ会ったのです。
「今日、今日juriに会ったのは、本当に意味深いわぁ。」
N姐の話をゆっくりじっくり聞きました。私も話しました。
姐のやさしさは痛いほどわかる。
人は何故、そんな選択を正しいと思ってしまうのだろう。



俺様はブレない。ブレた事はない。ただ、女性としてのやさしさがないだけだ。
強い言葉で表現し、無機質にレコしたモノを、ライヴ発表した時には、パーソナリティそのもので、言葉を生かすのだ。
大切な人たちと居て、生業があって、それだけでいいのだし。



詭弁家は今もかくかたりき。