art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

細胞論者たれ

rubenjuri2008-11-04

 今日のリハをぶっちぎって、それまでの練習にも全然でないで、一夜漬けで明日、本番に臨もうとしています、juriです、こんばんは。
 しかも、明日の衣装で寝てやろうかと思うくらい、寝不足です。
 今日は、“貧血で倒れた記念日”です。顔から流血記念日です。何年前だっけー、忘れました。
 「こんな顔で本番出れない。マスクしてドラムだけ叩くから。」と、セガレに言うと、「声が出るなら出ればいい。マスクは外しなさい。顔が腫れてるだけなんだから。女子がうるさいからな、アナタが出ないと。」と、背中を押してくれました。
 もう、小学校にはセガレも、その頃の女子もいない。でも、ずっと、かーさんはこの時期にステージに立っています。
 だがしかーし。
 一夜漬けです。千本ノックしております。



 メンズの客単価が、非常に興味深い。
 ってか、客単価を追求してしまうのは、私だけなのだろうか。これも又、バブル期経験者特有の気質なのか。
 データとして、出てこない。ジャーナルにもない。計算すればいいのだろうが、昔は、一目瞭然だったよ。
 上:「きょう、どうっすか。」
 j:「客単、いーっすよ。」
 どの上司も、客単始まりの報告に、キョトンとする。控えないと。
 ありきで考える嫌いがあるな。なぜなら、それが大きな売り上げアップになるからだ。
 レジ周りに小物を置くのは、その為だ。
 2度目の店長時代、それでオーナーと大喧嘩した。若かったな。7年くらい前か。
 折角お運びいただいたお客様の好みを素早く読み取り、さりげなくご紹介する。惜しみなく、ね。
 今日も今日とて、閉店間際まで、メンズの客単価に釘付けの己が在る。とても興味深い。
 キッズとレディスは20年間しっているが、メンズは初心者なので、不思議でしょうがない。
 ずっと、メンズのコーナーに居た。新入荷商品陳列、商品整理、てんてこ舞いながらも、メンズをずっと触っていたら、少しは客単価の秘密がわかるかもしれない。
 男子って、秋冬で勝負するのかもしれない。夏はトップスは着流す感じだからか。
 嗚呼。中坊に時折笑かされながら、こらえてポーカーフェイスで労働す。




 ライヴツアー、『アートゲリラ2003』の移動の車中で、嘉事氏が私のキャッチフレーズを考えていた。
 「社会派細胞論者やな」
 ちょー。キャッチフレーズって、もっと可愛いんじゃね?“朝まで生テレビ”の冒頭の登場キャッチじゃねーんだから。こんなんで、どうやってライヴ転がしゃいーの?
 知ってる。皮肉ってたんだって。頭、固いって、言いたいんだ。
 生物・植物、全ての細胞について、嘉事氏に語った事を、チャンチャラ可笑しく聴いていたのに違いない。
 今更のように、嘉事氏が言っているのか。
 「何で出来ている?」
 わかっています。わかっていました。だから、遅くなったけれど、戻ってきました。
 「何で出来ているのだ。」
 良い訳がない。貴方の細胞は、愛する人たちで形成されていて、貴方という存在をカタどっている。
 だから、先生のところに帰ってきました。
 先生。何処に居るのだろう。
 居ないんじゃん。
 ・・・居ないんじゃんか。
 もう、居なかった。




 画像は、ナツのお土産。




 最近、うたたんが一層大人っぽい。
 私の身体をツンツンつついて微笑んで行った。
 話は全然せず、ただただ、黙々と、二人で仕事した。
 同僚って、実感した。