画像は本日の現場の模様。
MCブースの片隅には、差し入れのシュークリーム。
撮った時には気づいてなかったけれど、食べようと手に取ったら、思い出のケーキやさんのだった。フィルムにロゴが。
食べてみたかったシュー。食べてみた。すんげー旨かった。
「『ヴォズドゥミエニィヴァルス』、今年はやらねーのかよー。」
MCブースでつぶやく。
「毎年やってよー。」
去年、この演目の最中、音響T氏が、
「こういう演目が言えるから、MCってさすがやと思うねん。演じてる当の本人は、カミカミで結局“2曲目”ゆーとったからな。」
と、言った。
「何を言ってるんですか。昨夜何回か練習しましたよ、ヴォズドゥミエニィヴァルス、ヴォズドゥミエニィヴァルス、ってね。」
だから、1年経った今でも、一度だって噛まずに言える。ってか、忘れられない。右脳でインプットしちまってるようで。
だから、言いたくて仕方ない。でも、同じ演目など、持ってくるはずはない。
忘れたらならない事を忘れ、二度と口にしなくて良い事を、永遠に覚えている。シュール。薄れ行く意識の中で、最期の言葉になったらどうしよう。とんだダイイング・メッセージだ。しかも何のメッセージ性もない。
郷の音が出来るまでは、市民会館が現場だったこのイベント。今年で41回だという。私がMCを担当してからは、多分、10回前後。舞台袖は気心知れて、和気あいあいです。
ハネて、チャリにまたがって、思う。
どこからどう帰ったって、一件も必需品が買える店がないじゃんかっ!!
今に始まった事じゃないのに、無性に忌々しい。
クネクネと遠回りして、たどり着いたのは、DEREK兄貴んち。
身の振り方・アパレルに対する思い・流通について・商売の事...云々...云々...。
途中で泣きたくなったり、チョチョギレながら笑かされたり。兄貴もなんだか、目頭が熱くなってた感じだった。
途中、丁寧な接客をする兄貴も見れた。
昔の私。2度目の店長をしていた時、いつも、部下達に言ってたっけ。
「箱じゃない、商品だけでもない、商売って、人なんだよ。」
特にその時は、路面店で本店という、大きい箱の店長だったから、それを口酸っぱく言ったものだった。
次につなげる接客。兄貴は、自分の店という城で、それを果たしている。
リスクなんて、もしかしたら、吹っ飛ぶかもしれない。
そう。
それさえ果たせていたら。
兄貴。今日もありがとう。
どう生きればいいのか。
今も。今をも。