art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

マーチャンダイズの実現と補足説明の必要性

rubenjuri2008-11-03


画像は本日の現場の模様。
MCブースの片隅には、差し入れのシュークリーム。
撮った時には気づいてなかったけれど、食べようと手に取ったら、思い出のケーキやさんのだった。フィルムにロゴが。
食べてみたかったシュー。食べてみた。すんげー旨かった。


 「『ヴォズドゥミエニィヴァルス』、今年はやらねーのかよー。」
 MCブースでつぶやく。
 「毎年やってよー。」
 去年、この演目の最中、音響T氏が、
 「こういう演目が言えるから、MCってさすがやと思うねん。演じてる当の本人は、カミカミで結局“2曲目”ゆーとったからな。」
 と、言った。
 「何を言ってるんですか。昨夜何回か練習しましたよ、ヴォズドゥミエニィヴァルス、ヴォズドゥミエニィヴァルス、ってね。」


 だから、1年経った今でも、一度だって噛まずに言える。ってか、忘れられない。右脳でインプットしちまってるようで。
 だから、言いたくて仕方ない。でも、同じ演目など、持ってくるはずはない。
 忘れたらならない事を忘れ、二度と口にしなくて良い事を、永遠に覚えている。シュール。薄れ行く意識の中で、最期の言葉になったらどうしよう。とんだダイイング・メッセージだ。しかも何のメッセージ性もない。


 郷の音が出来るまでは、市民会館が現場だったこのイベント。今年で41回だという。私がMCを担当してからは、多分、10回前後。舞台袖は気心知れて、和気あいあいです。


 ハネて、チャリにまたがって、思う。
 どこからどう帰ったって、一件も必需品が買える店がないじゃんかっ!!
 今に始まった事じゃないのに、無性に忌々しい。
 クネクネと遠回りして、たどり着いたのは、DEREK兄貴んち。
 身の振り方・アパレルに対する思い・流通について・商売の事...云々...云々...。
 途中で泣きたくなったり、チョチョギレながら笑かされたり。兄貴もなんだか、目頭が熱くなってた感じだった。
 途中、丁寧な接客をする兄貴も見れた。
 昔の私。2度目の店長をしていた時、いつも、部下達に言ってたっけ。
 「箱じゃない、商品だけでもない、商売って、人なんだよ。」
 特にその時は、路面店で本店という、大きい箱の店長だったから、それを口酸っぱく言ったものだった。
 次につなげる接客。兄貴は、自分の店という城で、それを果たしている。
 リスクなんて、もしかしたら、吹っ飛ぶかもしれない。
 そう。
 それさえ果たせていたら。
 兄貴。今日もありがとう。
 どう生きればいいのか。
 今も。今をも。