art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

移動中も

rubenjuri2007-05-06

 昨日の朝の出勤前に、マダムからの電話で、マダムのご主人の訃報を聞き、仕事の合間を縫って皆に連絡をとっていく作業の2daysでした。
 私に任せてくれた。こんな事しか出来ない。マダムに若い頃沢山教えてもらった。私の天使。
 

 栓をしていた恐怖が吹き出て、朝、目が腫れていました。
 夜、連絡作業が一通り終わり、夕飯、要らなかった事にサプライズ。
 ほんの少しのキャパしかないけれど、マダムに泥を吐かせてあげて、電話を〆た。
 「貴女がどれだけ忙しいのか、知ってるつもりなのよ。でも、主人が逝ったら貴女にって、何故か、前々から思っていたの。」
 マダム、声がちゃんと出ていない。
 
 
 労いコールも数件いただきました。
 「マダムが、juriさんは忙しいのに、って、言ってたよ。」
 お悔やみに行った方は、そう労ってくださるのです。



 きっと、己ん中の数匹のエイリアンが、体中を引っ掻き回した。
 マダムの教え子のTの声も優しい。
 「知らせてくれてありがとう。juri、風邪引いてへんか?仕事か?こっちにもこいよ。」
 エイリアンが、自律神経をもシェイクする。
 これから、マダムは大丈夫か。
 だから、あのモミの木、切るの反対だったんだ。
 あの、豪邸の屋根より高い、モミの木。
 そんなバカな事までよぎる。


 でも、昨日より随分、声にハリが戻っていた。
 今日はきっと、よくおやすみになれるだろう。
 マダム、おやすみなさい。



 yasoちゃん、陶芸のT先生、手分けしてくださり、ありがとうございました。