art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

rubenjuri2007-02-06

 帰宅後、速攻でパンケーキと夕飯を同時に食べた息子が、
 いつもいつもお菓子をおごってくれる息子が、一日引き蘢りの私に言った。
 「ごちそうさま。今夜一緒にTV観るよ。塾に行ってる間に、お菓子買っておいて。」
 「えー、やだー。」
 「夕べ全部食ったの誰だよ。」
 「明日にしてー。今日は出ない。」
 気持ちはわかってる。私に買って欲しいのじゃない、帰宅後すぐに一緒にお茶しながらTVを観たいのだ。時間的な問題がなきゃ、いつも通り自分で買うに決まってる。私の置かれた状況もよく知っているし。
 「口とんがらしてんと、買ってきーや。」
 「んー。いやかなー。」


 突然、兄貴が乗り移った様子の、art-P発症の息子に、プロレス技をかけられる。
 「買ってきた方がいーんじゃねー?」
 「買ってくる・・・かもしんない。」
 「絶対、買ってきとけや。」
 「絶対、買ってきておく・・・かも、・・・しんない。」
 ぅおにーちゃーん!!
 ロープロープロープ。
 「わかった?」
 「マンスリーなんすよ、オレ。」
 一日目を訴えるも、無視。
 「無視か!」


 帰ってくる5分前まで入浴しておりまして、重い腰を上げて玄関を出ると、マンションのエントランスで息子とバッタリ。
 へへへ。
 「行ってきまーす。」
 「風呂入っとくわな。」
 「ぅいーっす。」


 で、この画像。



 「かーさん、このチョコだけ、もう食べないなら冷蔵庫入れときな。すぐ溶ける感じ。」
 「はい。」
 「紅茶、おかわり。」
 「はい。・・・、ねぇ、」
 「ん?」
 「どんな形になっても、ずっと、こうやって、夜、お茶したいな。」
 「・・・。」


 ごめんね。