「juriはなんでそんなに冷めてるんだ?」
オメーまでも言うのか。
冷たいとか、冷めているとか、こてんぱんに。
幼い頃から、変わらないな。
解放区はないのか?
認定心理士のY女史のもとへ。
「忙しかったのね、眠いのでしょ?」
「うん。先生の顔見て、和室に入ったら、眠っちゃうよ。」
「このこの〜!」
彼女は私の体をコチョコチョとくすぐった。
話も上の空の瞬間が、何度かあったか。
或は、彼女も解放区か。
3時出勤。
淡々と、
飄々と、
時折ドクター・ペッパーを飲みながら嘯いて、
手を止めずに働いた。