人間って人間らしいほど魅力があって良いっす。
だから或る意味では良かった。
でもまぁしばらくは波紋が広がるだろうね。
それも、由。
対極にいる存在も。
女子は薄々、かなりの時間を遡って感じていた。
女子という生き物は相手の瞳の奥を見るのだと、メッコと喋っていて気づいた。
それで判断できてしまう。
そして、引金になる出来事があると、脳裏に植えつくも伏せていた思いが一気に露呈する。
そしてそんな折に対極の存在が引き立ち際立つのだ。
そ!
数年前に此処でも何度か噛み締め記した高1時代の元カレだ。
今回の登場人物ではないが、やっぱり出来事があると絶賛の対象として名前が挙がる。
メッコが先日言った。
「珠里がそうしたと思うよ。」
さらりと。
まぁ絶対にそんなわけはないが、光栄で嬉しいのだ。
以前も記述かと思うが、生い立ちも相まって、思春期に異端を発揮した存在たちってば、その後の人生も海千山千、今となっては絶対的に強靭な素晴らしい人格者になっている。
強い。
同じく、もう1人女子私たちから名前が出るのは、S。
宴では「中2の時、珠里と付き合っちょった。」と笑い話にする。
実際は、告られてOKした、それだけ。
一緒に帰宅するどころか電話すらしてないよ。付き合い方分からんうちに先生に職員室に呼ばれて怒られるっていう。
だから笑い話。
最高の友達。
奴と、2人なのだ。
生きてきた半世紀の中で、男気二大巨頭だ。
なんと誇らしい。
そして、そんな2人と、故郷でずーっとずーっと仲良くしているメッコが親友というのが最高。
今回は総じて良かった。
時期として最高だったのだ。
本物がわかったし、決して、今一方も偽物というわけではなかった。
みんな天才だぜ。
ゴールデンベリーって、食用ほおづきのことなんですね。