art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

「ウォンツィーライ」

rubenjuri2011-12-07

現場はアパレルからキーラーゴへ移動。

母国の人がお客様としていらっしゃったというのに、母国語ではなく片言の英語でしか接客できないという屈辱。
将に自業自得、juriです、こんばんは。
年に1度くらい、かかる思いを体験するも学習能力なく、文字通り、母国語に向き合うこともなく、また、次の母国のお客様に出会う。
もちろん先方には母国人だと伝えられる由もなく。
お互いに異国人同士が片言の世界共通語を、目をしっかり見て伝え合っているいつもの風景でしかないのだろう。
「サンタイ」
店長時代に唯一お客様に教わった母国語。
「3世」ってそのまま発音していたけれど全然伝わらず、「サード」も然り。滞在中に数日かけてお伝えして、教わったのが、「サンタイ」。字では「三代」と表すのだろうか。
他の場面とは異なり、商品を紹介する事で両手も塞がり、それを最優先になおかつコミュニケーションをとっていくという事は、表情と言語に頼るしか手段がないのだ。
専売特許の紙と筆は持てないのだった。
そして特筆すべきは、ニーズにより応えようと、普段の何倍も商品を手に取り広げお顔映りを一緒に確認して差し上げ、結果、笑顔だけはいただけるという事なのだ。
釈然としないこの気持ちは、とてもとても個人的な事でしかない。