art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

ラスト・デイ

rubenjuri2011-02-26

先日、競合店事務所に行き、Kちゃんに、例の、アノ、オープン前テーマについて、尋ねる。
「そうだったんやぁ。そうかぁ。今から問い合わせてみるから。」
シオシオと肩を落として心境を切々と語るオイラの目を見て話を聞き、Kちゃんは、すぐにデベロッパー店長に電話してくれた。
「はい、はい、そうですか、はい、わかりました。」
受話器を置くと向き直り、
「変わるねんて。」
と、一言。
「そうだよなぁ。」
「でも、そんな風に聴いてくれてた人がいたやなんて、作曲した人に教えてあげたいわぁ。」
と、面白い視点のKちゃん。
「あれは、朝の開店前のプレッシャーをも抱きしめられる、よく出来た楽曲なんだよ。あれで気持ちを整えるんだよ。必要なんだよ。」
「そ〜か〜。」


今日。
別件でデベロッパー社員氏、登場。
「変わるのですよね。オープン前の曲。」
「え?あ、曲?ええ。」
「寂しいです。時はバブルだったとはいえ、新卒間もない店長で米子店におっ放り出された身にとって、あの曲は支えでした。」
「米子店のオープニングの時に配属されたのですか?」
「そうです。悲喜こもごもの時代を思い出す、思い出深い楽曲なんです。」
「それは、ありがとうございました。」
「いや、そんな・・・。こちらこそ、今までありがとうございました。」
あちらからお礼を仰るという事は、きっと、生粋のSATY業態の社員様なのだろうな。


朝のテーマに、ありがとうございました。
音楽というのは、ありがたいものなのだ。