art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

廃屋の大階段の踊り場で

rubenjuri2009-05-03

「はっきり言って顔は憶えていません」発言から、丁度1年。
あの頃の自分はもうどこにも居ない
黄金週間の白日夢
何故
そのシーンだけ、メガホンが持てなかったのだろう。
権威主義
そういうことか
そうみなしてよいのか

或は
演じる立場の目線から感じたかったのか
大御所のメガホンで腹をくくって役に入る自分を確認し
メガホンを持ち直して帰納する
足りない
もっと自分を可愛がってやりたい
イントロのベースが始まる度に
こんなのが沢山ほしいと切望する
これで女は形作られる
分裂するは
幼少の頃から続く
料理する側の立場に居ながら
料理される至福を味わった時の認識
女であるということ
踊り場は広く
暖かく
湿度は高く
着流しは薄く
キミが居るから腹をくくることのかなしさ
不甲斐なさ
なんて
いやなサガだろう