怖いと思っていても、「大丈夫」と言われると平気だという気分に簡単になってしまう。
そんな自分の事が怖かったりする。
今朝の電話で、何を言ったのか。
言ってはいけない事だったのではないか。
「強い事が限りなく絶対に近いのだ」と、言っていたのに。
秘めていなければならない事だったのじゃないかと思う。
・・・いつでもシラフだとは限らない・・・。
おもマスター兄弟に、口々に「寝起きめ!」と笑われ、
自分が危ういと実感。
もう、シラフなのに。
クローズ30分前。
日頃はその存在を忘却の彼方へおっ放り出しているAラキダ登場。
見計らったかのような、用事を抱えたような、アピリ具合。
「どう?リベンジ新米パパ。」
「んー。今年は平凡をコンセプトに過ごすわな。」
「へぇ。いーじゃん。」
用件は、なかなか言わない。
「juriにとって・・・。」
おっ、来たか。
「美術場って、何や?」
今年は、コイツと闘おうとしないでおこう。
基本的には、感謝しているし。
闘うまい。
何か、言わなきゃ。
「もう、ないんじゃん。」
あ、いきなりこんなセリフか、俺。
「や、アートでっせ商店街は、ないよ、多分。」
「私にとっての美術場?」
何?なんのリサーチ?
出品作家たちに順番に訊いて回ってんのか?
闘おうとしちゃ、ダメだ。
おもマスターがウロウロし出す。
そう、去年の美術場の初日前日、出品会場の事でリアルタイムにAラキダにイライラしていて、電話してやろうかとまで思いながらキーラーゴの扉を開けたら居て、凄い喧嘩になっちゃった事、きっと、マスターの、トラウマ。
完全に、3人のミーティングになってしまった。
実行委員サイドと、商店主サイド、そして、出品作家サイド。
決めただろ、キャラは強化しつつ、アーマーは外すんだって。
結局、出品作家サイドは、終止、静かにしてやり過ごした。
こんなんじゃ、ダメだな。
数百メートルだけ帰り道が同じなので、自転車を引っ張って違う話を展開してみた。
嫁のHヅキの事、生まれたばかりのFノスケの事。
「また一緒に何かやろう。」
「Fノスケに読み聴かせ、しますわよ。」
ってか、オマエも読み聴かせ、巧くなっとけ!
美術場か・・・。
不夢不無の居ない、美術場かぁ。
Aラキダが道渡って、私は自転車にまたがった。
その瞬間から、
ワープ。
早朝の電話。
あんな事、洗いざらい、言っちゃった。
でも。
メールで、
また、
大丈夫に。
なんて、簡単。
先日、大っきいデカンタを割っちゃった。
早く買わないと、麦茶をお風呂で、より美味しく堪能できないじゃん。