カウンターの定位置に座る、常連の大学生、Sちゃん。
提出期限が迫ったレポートに取り組んでいる。
私の手が空くと、質問してくる。
アパレル業界に入りたい彼女。
物凄い吸収力で、私の話を聞き、書き取る。
夕方6時に入って、クローズの11時まで、粘っている。
「今日のレポートはjuriちゃんのお陰で、S判定やわ。」
打って響く貴女の吸収力の賜物だよ、Sちゃん。
就活についても、矢のように質問を放ってくる。
18年間のアパレル道の間には、就活する立場の時もあれば、採用する立場の時もあった。
役職も色々。
それにしても、すごい集中力。吸収力。
私なら、間違いなく採用するよ、Sちゃん。
「最後の質問、いい?」
「はい、どーぞ。」
「juriちゃんの男性の好みって?」
「ウルトラマン。Sちゃんは?」
「坂口憲二。juriちゃんはヒーローがいいんだね。」
まぁね。
でも、見かけじゃないって、わかってきつつある。
色んな形もあるしね。
そんなレクチュアは、また、今度。
業界に、可愛い後輩がまた一人増える事を祈って、カンパーイ!!
え?烏龍茶でですが、何か?