本日の現場。
長年の作家仲間おっと氏は、KIFUKUに戻って来た。
「タモさんが深夜枠に戻って来た感覚に似ている」とふざけて揶揄したが、本音は。
私もこのところ、自分自身が現代アートに帰って来た感覚があり、おっと氏はそんな折に出会った頃のKIFUKUのモデルをオファーしてきたのが嬉しかった。
今思うと。
旅先でかけがえのない出会いを果たし、鎧を脱ぎ捨て、音を背負って帰って来た。
その頃、おっと氏は不動の行脚で様々に作品を紡ぎ破壊し拵えていたのだ。
アトリエは変わらず佇む。
ムクが眠る土地には美しい顔立ちの個性的な猫たちが祀る。
目鼻立ちの美しいこと。
私たちの仕事をいつの時代も猫たちは見守ってくれている。