林と書いた器が高いところにあった。
その隣には大きな頭だけの置物が。
そのまた隣からもズラリと並べられている棚を見ながら
「林って誰だろう。」
などと。
姉は兄を見ていないけど隣に感じたという。
私は苗字に思い当たるところがないくせに、
「お祖父ちゃんとおばあちゃんとパパとお兄ちゃんがいるのになんて言うかしら」
と慮っている。
頭だけの置物はコミカルとも言えるが表情そのものは驚いて恐れているという風だ。
目覚めた。
真夜中3時半。
「え?林?」
目覚めて気づいたのだ。
そしてその瞬間にはじめて思い出す。
「昨夜は見えないけど〇〇坊が隣におった。」と聞いたことを。
まさか。
こんなシンクロ。
1日丸々考えた。
どういう意味の啓示なのか。
姉と私、両方に。