art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

この方もjuriポーズ

rubenjuri2015-11-01

和多見町は寺町のほぼ隣。
恭司さんは和多見の次に寺町って言った。
「差し入れに天神のたこ焼きがあった。嬉しかった。上田橋月堂のワッフルも食べたいよ。」
今日、私も姉と上田のワッフルの話をしていたばかりだ。
「毎日食べていたんだよ、天神のたこ焼き。焼き手は3代目らしいけど、味は変わらないよ。」
毎日。
お兄ちゃんもきっとそうだった。8歳も上だから確認は出来なかったが、私が物心ついたころには、青学から帰省してくると毎日のように10箱買ってきて、ひとりで一瞬にして食べ終わる。ドカンと置き、食べる。1個くらいは私の口に入れる。
私が食べたのは・・・結婚前が最後かな。
今度帰ったら食べようかな。上田のワッフルも。


「佐野(史郎さん)の芝居を東京で初めて観た時は、終わってもなかなか立ち上がれないくらいの衝撃だった。音楽にだってそんな魂はあると僕は信じているし、映画にもそれはあると思っている。松江中央で観たオリビア・ハッセーの・・・憎っくき布施明がかっさらってったオリビア・ハッセーのさ、『ロミオとジュリエット』を今でも憶えているよ。昔は近所にはいくつもいくつも映画館があってさぁ。楽しかったよね。」
うん。
映画鑑賞は特別なことではなかった。徒歩数分のところにたーーーーっくさん映画館があったから。
先輩は「juriと中央で映画鑑賞デートしたよなぁ。」って言ってたけど、デートという概念はないのだろう。記憶にない。
「唯一のデートだったのに忘れるなんてショック」と先輩は言うけど、それは罪ないと思うなぁ。
そう思うと、今は、映画を観ない。
何度も記すけども、観たい映画はほぼ、遠方の辺鄙な場所の映画館まで行かなければならないので、ひとりだから、やっぱりデートという概念はない。
もとい。
思い出せるだけでも、徒歩圏内に6館はあった。
百恵友和ゴールデンコンビの映画は適当にふらっと観に行ったし、ディズニーのクラシックも観て、恐いと序盤で出る。
コロンボでお馴染みのピーターフォーク主演の『ブリンクス』は、11歳でひとりで中央に観に行こうとしたら、友達のえみこ(故人)がついてきて、彼女の代金まで払ってあげたっけ。まぁ、ひとりよりよかったのでいいんだけど。


恭司さんは隣町のお兄さん。
去年亡くなられたお父様とは、高校時代に、地べたにペタンと座って、ご飯を食べました。
隣町にはね。
福島先輩もいたよ。中1の頃、3年生の優しい先輩。そう。イチロー氏の奥様。
恭司さんは年が10歳以上も離れているので話なんてしたことはなかったけど、福島先輩は、挨拶とか普通にしていた。


みなさんふつーにいまも城下町を歩いていますよ。
水鳥を観ながら。
嫁が島に沈む夕日を愛でて。
大橋に佇みながら。