小学生の頃は、朝、ママがベッドまで起こしにきて、薬を一錠飲んで、数分してから起き上がりました。
それをしないと、登校前に倒れました。
その薬、いつから飲まなくてよくなったか、覚えていませんが。
中学校に入学してすぐの体育の時間。
春なのに蝉がミンミン言ってて、目の前がザーーーーーって砂の嵐になって、ぐるんぐるんして、頭の中が寒ーくて、身体が冷たいのにじんわーり汗が出て。
気づいたら保健室のベッド。
その年の夏休みの吹奏楽部でも。
大学２回生の、春。
ゼミが最初の週には、決められず、大変に優柔不断。
やっと次の週に、ヤスパース研究のゼミに決め、出席。
みんなより一週間も遅れたから、教授に早く覚えてもらおうと、熱意をアピって最前列中央に着席。
なんで、なんでよりによってそんな時に、しかも座っているのに、ミンミン・ザーーーーーー・ぐるんぐるん・・・、気づけば、保健室ベッド。
また、ゼミの教室がある号館と保健室のある号館が超、離れていて、男子たちが担架で運んでくれたらしく、外に出た途端に、目ぇ閉じてるくせに、スゲ、まぶしそうな顔したらしく、布を全身にスッポリかけ直した為、キャンパス中がガン見したといいます。
まるで、生ける屍。
何年に一度のイベントなのか、予兆はあるのか、こればっかりは、偏頭痛みたいに予測はつかず、仲良くおつきあいしようにも、あちらさん側にその意志を感じられないのです。
今日、何年ぶりかで、きました。
今日もうたたんの目前で醜態をさらしました。
いい加減、もう、いいオトナです。気で、頑張れ！・・・ってな訳で、４０分で生還しました。
今日の業務、変な事、してなきゃいいけれど・・・。
次の現場、キーラーゴは、JAZZライブ。
「同じピアノ？ねぇ、何度も訊きますけど、いつもの、ここの、ピアノ？」
和作さんのピアノはハッキリ言って、唯一無二です。
「俺も初めて聴いた時には、ただ事じゃないぞ！って、もう、びっくりしたんや。」
おもマスターも呟きます。
機材じゃないよね。人ですね。
演奏も、商売も。
