喧嘩というのは、憧れます。
いつも、恋バナの時、
「そっか、喧嘩か、いいね。」
と、言ってしまっては、不思議がられます。
でも、ほんとに、羨ましいのです。
あんまり、何にも、言えないので、全然ダメです。
言わないと、と、思い、言うと、すなはち、終わります。
言葉も、声も、雰囲気も、キツイからです。
MIDって、そういう部分でしょうか。
いつもこの声が、イヤでイヤで、家族にもいつも言われていて、
生まれて初めて、自分の声をほめてもらえて、とっても、とっても、不思議で、それ以上に嬉しくて、嬉しくて、感謝の気持ちでいっぱいで、出会えた事が素晴らしくて、その人の過去に出会った全ての人に感謝して、過去の恋人達に感謝して、家族に感謝して、だからこそ、覚束ない自分が、自分の声が、愛おしくも憎い。
声?
声のせいじゃない。
自分。
自分が、基本、邪魔なだけ。
そういう存在。
基本。