art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

SUMMER TIME

rubenjuri2006-07-08

 「もしもし!」
 お、起きてますよってなバレバレな寝起き声で携帯をとると、カリスマ。
 明日のミーティングの時間を決める電話でした。
 切って、むっくり起き上がり、時間を見ると、!1時!!
 「1時過ぎね。」
 マダムとの約束!!
 息子を部活に送り出す玄関で、
 「何時に帰る?」
 「午前中。」
 「寝てたら起こして。」
 と、やりとりしたじゃん!!
 部屋から出ると・・・まだ帰ってねー!!
 yasoに差し上げようと用意していたワンピを咄嗟に着て、出て行こうとしたら、息子が帰宅。
 「ご、ご飯すか?ご、ご飯、ちょ、自分で。行ってきまーす!鍵お願いしまーす!」
 半より前を、“1時過ぎ”と、見なして、先生。


 「いらっしゃいませ。」
 yasoに差し上げる筈のワンピ姿で、受付でyasoを迎える。
 「juri、おつかれさま。」
 「恐れ入ります、チケットにお名前と、お差し支えなければご住所もお書きください。これ、要る?」
 「ダメダメー。スカートは履けないよー。」
 「似合うと思うんだけど。わかった、他ので見繕っとく。これは自分で着るわ。もう着てるけど。どうぞ、ごゆっくり。」
 「うん!お願いね。」
 昔々、私はここでyasoに出逢った。
 私のMCデビューは、ここだった。
 時代が変わって、とっても素敵な設えになったのを見て、
 「こんな素晴らしいところでデビューだったら、あの頃の私は緊張でつぶれただろうな。」
 と、思う。
 さて今日は、テディ池谷さんと、マダムのお嬢さんの『サマーコンサート』。
 テディさんは、ソロももちろん素敵だけど、“東京キュウバンボーイズ”など、バンドで演ってたのが長かったからだろうか、誰かとセッションする時の心の通わせ方が癒されるというか、伝わってきて、大きい人だなー、って、思う。
 しっかし・・・。このコンビ・・・。又かよ。『フランシーヌの場合』を歌うって、マダムのお嬢さんがMCを挟む。
 「ヤッベ!アカンアカン、泣いてしまう、ゴメン、急いでてハンカチないねん、貸して!貸して!」
 横の席のyasoに耳打ち。
 「そうなん?」
 「そうやねん。前も、貴女の上司にその曲の最中ずっと肩抱いてもーてたんやんかー。」
 慌ててハンカチをまさぐって私に差し出してくれるyaso。
 受け取った途端に、ボッロボロボロボロボロ〜・・・。
 「・・・スンマソン。洗ってお返し致します。」
 「す、すごいなぁ。」
 「ホンマ、スンマソン。」
 びっちょびちょのハンカチ出来上がり。
 あの曲は反則やって、ゆーたつもりやぞ、お嬢さん。
 作曲者が伴奏してるから、余計だろうな。


 終わって、yasoの新居でまったり。
 有り合わせで作る夕食の目分量レシピを伝授したり、アイスをよばれまくったり、暗くなるまでスローな時を過ごしました。
 お邪魔しました。


 それにしても、賛助出演されたfl.のE氏は、表情もなくMCも一切ないという、イチコロのステージ展開なのですな。
 こう言っちゃなんですが、初めて素敵だと思った。
 ビュフェも、美味しかった。MCじゃ、ここの料理は食べられないものね。
 幸せ。


 画像:兄貴の連れ合いにもらったおみやげ第三弾、メモ・ホルダー。