art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

確信

以前も此処に記したことがあったかもしれないけど。
セガレがチビチビだった頃だから10年以上前だとは思うんだけど。
わかったことがある。
確かにわかったのだ。
無人島にひとつだけ持って行けるとしたら、自分は何を選ぶのか。
必要なものとは限らない。
セガレが一緒にいるのなら話もちがってくるのだろうけれど。
同伴者が優先順位をつけて諭したとしても、流されてはならないと思う。
無人島に同伴するのだからよっぽどの伴侶だと思うので、他人の意見に流されやすい性格が更にデフォルメされるのだろうが、そこは訓練を積まなければなるまい。
や。
無人島に行くという過程とは別に、この訓練は日頃から積むべきだろうね。


何故判明したのか。
ただ。
MAMIに誘われて、MAMIの日頃の仲間たちの輪に参加させてくれるというので、セガレも一緒に海に行った時だった。
夏の砂浜という、私にとっては、憧れはあっても決して自発的には行かないところ。
まぁ、水着には着替えるけれど、泳ぐわけではなく、ビーチで駆け回るわけでもビーチボールで戯れるわけでもなく、どうにもこうにも手持ち無沙汰。
砂浜のパラソルの下にとんちんと座っていても、どうにも手持ち無沙汰。
「ボンゴは?」
「コンガは?」
「ギターは?」
ずっとずっとキレ気味に訊き回っていた。
英語圏の男子は、「juriは怒っている。何故だ。恐い。」と、英語で呟く。
不安で
恐かったのだ。
や、楽しかったんだけど、手に、楽器、欲しかったのだ、究極に。


究極にだ。


究極にって、コレだと思ったんだ。


不思議だが。
わかったのだった。



不思議ですわ。