自分から電話をかけてきて、「何か用か九日十日。今日は15日。」と、言う、で、お馴染みの、B会長が、来店。
「キミはこっちに移動になったか。又、来る。」
相変わらずカッケーじゃねーか、ウッドベーシスト。
なんか、焦る。
信じられない人とは一緒に何も生めないし、まして、信じてもらっていないという虚無感が、しだいに絶望感と化してきた。
まるでカフカの迷宮。
予感はしていた。あんなに研究してきた世界に、いづれ堕ちて行くのだろうと。
どこになにがあるかをザッと、ドバッと、まさぐり確かめる。
べび。よ、“何処に何があるか表”を作りに来るべきなのじゃ、ないのか。
とにかく、イッコ、オワレバ、頭蓋ン中、空ニ、シテシマウ、悪い癖。
一年が早い。