art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

アウェイのストレスなのか?

rubenjuri2018-06-24

静止画は、aligatoさんの今日のライブの模様。
このユニット大好きです。



juriです、こんばんは。
MCもアパレルも飲食も。
パーソナリティ全開の接客業だからこそ、袖振り合う他生の縁を、それだけでは済まさずに掘り下げることができるのだな。
そうじゃなければ話しかけないでモード全開に生きている私なんて、誰とも関わらないだろうから。


昨日、キーラーゴのカウンターに座られたお客様に話しかけられ(人見知りでこちらからは話しかけない)、本業のことや出身地の事やらを流れのままに話していたら。
「松江なんですか」
トイレからテーブル席に戻ろうとしてカウンターを通りかかった常連様が立ち止まって言いました。
「はい。」
「僕もです。」
えっ!
随分前からの常連様なのに、ほとんど会話をしないから、お互い知らなかった。
「南高」
「何年生まれですか?」
「34年」
「そしたら全然接点ないですねー。私は松徳です。」
「そーなんだ!」
とりあえず感動して握手。



賄いの時。
その方のテーブル席に賄いを持っていき、横に座るとすぐに。
「兄が、早生まれの34年の南高なんです。」
「えっ!ほんと?」
「林呉服店の。」
「あっ!」


実家の屋号を言った途端に、その方の表情が変わったのです。
「珠里さんは林呉服店の娘さん!?」
そこからとんでもなく話が盛り上がりました。
兄が45で逝ってしまったこともちゃんと言いましたよ。
絶句されましたが、そんなに暗いムードにはならずに済みました。
そこから私たちだけテンションが不思議だったと思います。
故郷から離れた人間って。
故郷から離れて、たとえ長年が経とうとも、故郷から離れたという気後れみたいなものが消え切らないのかもしれないなぁ。
ってなわけで。
9分20秒あたりから、2曲、呼び出しくらって歌っております。
ジョーカーは演ってないんですが。

「ジョーカー!ジョーカーやって!」
と、懇願してくださっているのが、その、同郷の常連様です。
「珠里さんのジョーカーかっこいい」と言ってくださいました。
ジョーカーは私の鉄板ですな、もはや。


ありがとうございます!