art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

民族衣装しか着てはならない。isn’t it?

rubenjuri2015-08-25

ちびちびの頃のセガレしか知らなかったNさんのご主人が「息子は元気か」と言うので近況を報告していたらセガレが登場したので、本当に喜んでくださり、しばらくふたりで楽しそうに話し込んでいるのを横目に見ていました。
聞こえたのは一言ふた言。
「お母さんは厳しいか。優しいか。」
「自由な人なんで・・・。」
「モテるだろう。こっそり女関係を耳打ちしろ。」
「全部知ってますから。」
「ははは!そーかそーか!・・・あのなぁ、でもなぁ、お母さんの和服姿は素晴らしいぞ。見たことあるか?俺はあるぞ。似合うんだ〜。・・・似合うんだよ〜。」
「そーすか・・・見たことないです。」
「ないかぁ。いいぞ〜。」



多分、10年以上前の和装だわ。そりゃぁ、若いもの。



それにしても。



高校時代などは下校して着替えるのは着物だったりして、ママに着せてもらって過ごすのは好きだったけれど、自分では着られないし、ヒョロい体型なので似合っているとは到底思えない。
大人になってからはますます自信がなく、胸元にタオルを詰め込んだりしても、なかなかに艶は出ない。
ママも姉もグラマーでなで肩なのでとても似合う。
姉はアップヘアにして着物を着ると、名取裕子にそっくりだったもの。
ママも姉もまーぁ、そりゃぁ、モテモテでした。
家族全員なで肩は同じで、パパも大島が劇的に似合っていて、呉服屋としては良かったんだけども、ふたりを見て育った兵児帯juriは、コンプレックスがとまらんよ。
ヒョロい人にも似合う着物はないのか。
少しクタっとした柔らかい生地のテレンとした、いかにも、着流せる感じの着物が欲しいなあ。
実家が呉服屋だと、他所で買うことに凄まじい罪悪感があり、見ることさえも赦されない気持ちになります。
「他所で買うな」とひと言も言われてはいないけども。
それが、呉服屋の娘なのに呉服から遠いところに居る理由だと思います。
や、勝手にそうなったんだよ。自業自得で。
誰の所為でもないよ。
一般の人より呉服のことを知らないものね。
否。
世間の何を知っているのかと言われると、呉服のこと以外も何も知らないですけどね。
ね、ママ。
ね。
ママ。


2回言う。