地元で開催の遺作展は、こんなタイトルでした。
将にそして、國廣節夫氏が降りてこられ、冨美子さんとふたつの龍となって昇天されるのでしょう。
延命装置を外されることが決まったという一報をいただくという知り方は初めてだったので、切ない思いと、そして、その時間になっても実感など全く湧かないから、お別れに伺ってお姿を拝見すると同時に、一気に嗚咽してしまいました。
ご子息と初めてゆっくりと話しました。
セガレと同じ名で、おなじくひとり息子という境遇に、
「僕が直に息子さんに伝えたいです、お母さんを大切にしろよって。」
前夜式が終わってから、そう言ってくれました。
立派な青年になられました。
「アーティストのjuriさんじゃない?」
ご主人同士が同級生でいらして、故人といつも一緒にいらした印象の美女に声をかけていただきました。
「憶えていてくださったんですか、ありがとうございます。」
「当たり前よ。彼女がアナタをいつも褒めていたもの。」
不義理ばかりでしたのに、ありがたいですし、本当に光栄です。
「きっとこれからいろんな場所で、アナタの活動を拝見する日が来るわ。いいわね。」
染み入るお言葉、本当に感謝です。
しっかりと噛み締めます。
それにしてもやっぱり美人でした。
遺影も美しいけれど、眠っておられるお顔も美人でした。
まだ信じられてはいないのかもしれませんし、まだびっくりしています。
國廣冨美子さん、おつかれさまでございました。ありがとうございました。
頑張ります。