一連の甘えのやり場はママでしたので、そんな私にママも遠慮などなかったので。
いつから、こうなったのかな。
兄貴が逝っちゃってからかな。
お互いに、長年の癖は、取り払い切れない。
ごめん、あいしてる。
結婚や、恋愛や、順不同・・・、そんな中、ママ離れできない末っ子のまま、こんな歳になっちまって、自分だって母親になって、感謝して、でも、立ち位置なんて変わんないし、それなのに「心配かけたくない、かけらんない。」って思いも芽生えて、ひた隠しに隠す躯の状態とか、言えないのに甘えたいとか、結婚したらケッコナーイテに悪態ついてみたり、恋愛したら恋人に悪態ついてみたり、順不同・・・。・・・あ、ラジバンダリ・・・。
こんな女に誰がした。
だいたい、大学進学で松江を後にするまで、さんざん、しじみのお味噌汁を飲んでおいて、結婚するまで自分じゃしじみを扱ったことがないもんだから、新婚時代に、しじみの砂吐きさせてて、すっかり情が移って、ママに電話で「火にかけられない」っつって泣きじゃくった経緯があり、今日、ママとあんなことがあって、しじみの皆さんに砂吐かせながら、「一晩は無理。3時間吐かせてからにする。一晩じゃぁ、仲良しになるじゃんか。」と、宣言し、案の定、不十分。
ただ。
ママの言ってることは、正しい。
いつだって、正しい。
んで、モニターで見ているみたいに、お見通し。
ちっ。
洋画家S氏のママン御用達の、鮮魚部門を得意とするスーパーに初めて行き、宍道湖産しじみの皆さんをgetしたのはいいけれど、こちらからは滅多に電話をかけないのに、あのトラウマで、しじみの皆さんへの情が涌かないギリギリの時間を訊きたくて、ママにかけちゃったのが、こうなるのだ。
泣くはめになるのだ。
しじみは、実家でいただくものだ。
ん。