art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

不用意に

rubenjuri2009-09-21

兄の元カノから電話をもらいました。
「最後のカレの物をおねえさんに送りましたから、juriさん、おねえさんに伝えてください。」
とても静かで、落ち着いた声。
まだ、持ってたんだ。
まだ、あったんだ。
本当の本当に、ふたりの物は、猫たち4匹だけなんだね。
「それが条件だったんです、結婚の。」
その条件をのんでくれたんだね、旦那様。
結婚までには色々あって、絆が更に深まったとのこと。
「私ったら、色々手ぇ出しちゃってたから。もうね、あのね、juriさん。もう、必要な物があれば、いいんだって、思って。」
それがわかったのね。素敵。
素敵な結婚だと思いました。
何より兄が、本当に、喜んでいるような感じがします。
「そんな苗字になったのかよ。オマエはいったい何色だよ。」
art-P炸裂のツッコミを浴びせているのだろうと思います。


私と姉とじゃ、違うのです。パパの事も、そう。
8年ぶりに生まれた末っ子って立場。
10歳下の妹を、2歳下の弟とオモチャにして可愛がった姉。
パパの放蕩をずっとフォローしてきた長女。
そりゃぁ、違うのだろうと思う。
最近、とても体調が悪いから、メールで伝えました。
彼女からの電話も嬉しかったから、何の気なしに。
メールを読んだ姉は、泣いてしまったようです。
「お彼岸に、そんな荷物ですか。おくりびとを何となく観てしまった後だったから、泣いてしまいました。久しぶりに。」
私は。
傷つく事を言うし、するし、ごめんなさい。
それなのに。
明日も、明後日も、お姉ちゃんに電話する事、できそうにない。
近いうち、きっと、するよ。


だけど。
パパもお兄ちゃんも、お姉ちゃんの夢にしか、出ないじゃんか。
愛されているのは、お姉ちゃんですよ。
まちがいない。
そりゃぁ、そうだ。