いくつになっても、一番しっくりくるのは学ランだと思っていて、チビチビの頃から「年齢不詳な人」という印象を抱いていました。
「おかしーなぁ、おかしーなぁ、あれぇ?あれぇ?」って、随分デカくなるまで。
昨日も思い出してた。
「明らかにチビチビの頃から高校生やってたから、随分なおにーさんの筈なんだけど、あれ?今、何歳くらいなのかな。」
内緒だけど、思い出してしまう。
内緒だけど。
やだな。
もうひとり、思い出していて、ゲジ。
ゲジは毎年年賀状をくれた。
「美人の奥さんによろしく」
セガレもなついていた。
おちょけ。
なんか、はかなげ。
ジュースの陳列什器の前で、「そう言えば、セガレがアップルジュースを欲しがって、そのカフェにはなくて、ゲジが自販機まで走ってくれたな。紙飛行機を折るのが上手だ、ゲジ。結婚式の二次会が、ゲジのオンステージになり、全部持ってかれた。ゲジ。今日はジュースは買わない。えと、牛乳。」
ふと。
いっつも。
内緒なんだけど、こういうことが凄く多い。
近しい人にはないのだけれど、何故か。
合掌。
合掌。