art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

その店の扉を開けると・・・

rubenjuri2009-01-05

j:「おめでとーございます。」
D:「おめでとーさん。・・・ってか、棚卸しまでに買いに来てくれんと困るねんけどなーもー。」
初売りに初買いの客に向かってこの態度は、DEREK兄貴です。
注文していた商品を買いに来て、まさかのダメ出しを食らったのは、juriです、こんばんは。
商人ふたりが大好き商売の話を大展開しているうちにも、DEREK店舗の扉は何度も開閉するのであった。巨大モールん中の某楽器店がクリスマス商戦にも乗れてないのを目撃していた私には、まばゆい光景なのであった。
路面店の方がいいのか?楽器に関しては。それにしても、HPを事前にチェックして初売りを踏まえて来ているのだろうな。なかなかに不可欠な媒体である。


バブル期。
ダブル接客・トリプル接客はザラにやっていた。どうやってやっていたのかは全然覚えていないけれど、普通にやっていた。弦楽器の専門知識がないので、DEREK兄貴の接客を将に他人事として見つめながら、ふと、思い出した接客法。
ウズウズする。羨ましい。
「あのー。」
ひとりのお客様が、私に声をかけた。
「はい!」
なんで返事したんだー。
「このバイクは売りもんじゃないんですか?」
「そうなんです。これは店主の私物でございます。」
「そう。きれいにしているから・・・。」
「ええ。でも、普通に普段乗りしていらっしゃるんですよ、ご夫婦で。」
「そうなの?その辺も乗ってってるの?」
「ええ。ほんの近場にいらっしゃる時でも、帰ってきたら、すぐにきちんとメンテしていらっしゃいます。」
「やっぱりそうですかぁ。いやぁ、こういう大きいのに乗ってるライダーは、大抵、手入れが行き届いていると聞きますからね。」
「ああ!そうなんですか!ステータスなのですね。よくご存知でいらっしゃるのですね。」
「ああ、気がつかなかったけど、売り物じゃないって、ここに、書いてあった、ごめんなさい。」
「いえ。これだけきれいにされてると、たまにお客様のように、訊いてこれらるのじゃないかと思います。」
「いやぁ、最後に珍しい良い物が見れた、ありがとう、じゃあ。」
「ありがとうございます。」


扉口でお辞儀をしてお見送りしている私を、DEREK兄貴が雇用主の優しい瞳でチラ見したので、ちょっと幸せな笑顔、アピッておきました。
そ。
何も売れなくても、次に繋げる接客、心がけないとね。
その方は来られなくても、口コミで次の方がいらっしゃるかも、だしね。
お邪魔しました、兄貴。


本当に常連様がいらっしゃったようなので、バカはカニのように退散することに。



昨日。
おもマスターとひつじウシ総帥の会話。
ひ:「しかし、juriちゃんは忙しいなぁ。」
お:「まーよー働きますわー。」
ひ:「口も減らんけどねー。」
お:「手も口も巧い事よー動かしますわー。」
ひ:「まぁそれがエエんやろけどね。」
お:「何よりですわ。」
家でヘロヘロですわ。
あまりの楽しさに身体の老いをわからんよーになるんですわ。
とにかく世帯主とかゆー感じですからね。
ま。
好きな事させていただいておりますので、本当に感謝の一言に尽きるのでございます。
お客様!ありがとーございます!



画像は、同僚の大学生Nちゃんからの、おみやげおみやげ。
柔らかくて、めっさ、めっさ、旨い。
はい、おみやげおみやげ。