art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

嫁が島にて

rubenjuri2008-10-02

 クリスタル・ジェルのドラムセットを設えて、
 そこに、とんちんと座っている。
 お腹が減ったら、激しくドラム・ソロ。
 友人Mが、漆黒のJeepで食事を運んでくる。
 最初は、カツライスがいい。
 世界で一番好きなメニュー、蒸し寿司は、二日目からで、以降、各お寿司やさんのローテで。
 寒さに耐えきれない時、サスペンス・シンバルで鳴く。
 Mは、あらゆる手を尽くして、防寒に努めてくれる。
 温かいミルクティを、飲ませてくれる。
 雨が降ったら、シンバルを被っている。
 袖口をLR合わせ、「アルヨ、アルヨ、」と、アピる。
 いよいよヤバいよとMは感じ取り、「何か欲しいモノはあるか?」と、訊く。
 「アルヨ」と答える。


 ♪アラファット〜呼べ〜ば アラファット〜答える♪


 歌い出す。
 「大島紬を一反だけ仕入れるのをやめて、クリスタル・ジェルを買ってくれって、ママに何度も頼んだのに。」
 中二に戻っている。
 かっこいいだろ?クリスタル・ジェル。
 トレモロは、雨音にも負けない。


 私は幸せです。
 セガレに会えたから。
 ありがとう。
 だんだん。