アパレルの現場からキーラーゴ入りの時間までにヘア・カーッツ!しようと思ったら、混んでました。無理。
で、目指すは本町交流館“縁”。
umeの車の前ら辺にチャリを停めて、umeが居るであろうumeのセカンド・ハウスを通り過ぎ、私のセカンド・ハウス、“縁”の引き戸を開ける。
「juriちゃんおかえりー。」
パパリンは迎えてくれる。滅多に帰らないし、帰っても突然なのに。
パパリンは皆に「おじいちゃん」と呼ばれているが、私はパパリンと呼んでいる。パパと同じ歳だからね。
「寝るー。」
町家風の造りなので、日によって、時間によって、季節によって、部屋を巧くチョイスすれば、熟睡できる。
遠退く意識の中で、パパリンが、扇風機を運んで持ってきてくれて風を送ってくれて、障子を全て閉めて密室にして出て行くのを、うっすら、見た。
「juriちゃーん。」
障子が開く。
「出勤しぃやー。」
え。もう、そんな時間?
「いってきまーす。」
「今度いつ来るんやー。待ってるでー。」
引き戸を閉めて、ショーウィンドウ越しに笑って手を振り合って、チャリをこぎ出しました。
春先は、このショーウィンドウん中で寝るのが一番気持ちいいんです。
丸くなって寝るのです。
パパリンのお嬢さんのN美さんの、「やだjuriちゃん、こんなとこで猫みたいに寝てー。」って言う声で起きたら、パパリンが、「今日の陳列商品や。」って、言いました。
スッキリして軽く笑って武庫川沿いをこいでいたって、思います。
見られました、その笑顔を。
umeに。そう、私が横断歩道を渡るのを、umeが車ん中で停まって待ってくれたのです。助手席には、umeのセカンド・ハウスのママンが。
コッパズイ。
画像は、本日の賄い“チーズカツレツ”。
肉って、思ってたから。
満足。