art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

コッパ・プリマヴェーラ

rubenjuri2008-08-22

 アパレルの現場からキーラーゴ入りの時間までにヘア・カーッツ!しようと思ったら、混んでました。無理。
 で、目指すは本町交流館“縁”。
 umeの車の前ら辺にチャリを停めて、umeが居るであろうumeのセカンド・ハウスを通り過ぎ、私のセカンド・ハウス、“縁”の引き戸を開ける。
 「juriちゃんおかえりー。」
 パパリンは迎えてくれる。滅多に帰らないし、帰っても突然なのに。
 パパリンは皆に「おじいちゃん」と呼ばれているが、私はパパリンと呼んでいる。パパと同じ歳だからね。
 「寝るー。」
 町家風の造りなので、日によって、時間によって、季節によって、部屋を巧くチョイスすれば、熟睡できる。
 遠退く意識の中で、パパリンが、扇風機を運んで持ってきてくれて風を送ってくれて、障子を全て閉めて密室にして出て行くのを、うっすら、見た。
 「juriちゃーん。」
 障子が開く。
 「出勤しぃやー。」
 え。もう、そんな時間?
 「いってきまーす。」
 「今度いつ来るんやー。待ってるでー。」
 引き戸を閉めて、ショーウィンドウ越しに笑って手を振り合って、チャリをこぎ出しました。
 春先は、このショーウィンドウん中で寝るのが一番気持ちいいんです。
 丸くなって寝るのです。
 パパリンのお嬢さんのN美さんの、「やだjuriちゃん、こんなとこで猫みたいに寝てー。」って言う声で起きたら、パパリンが、「今日の陳列商品や。」って、言いました。
 スッキリして軽く笑って武庫川沿いをこいでいたって、思います。
 見られました、その笑顔を。
 umeに。そう、私が横断歩道を渡るのを、umeが車ん中で停まって待ってくれたのです。助手席には、umeのセカンド・ハウスのママンが。
 コッパズイ。
 


 画像は、本日の賄い“チーズカツレツ”。
 肉って、思ってたから。
 満足。