ここへ来て、正しい使い方か、鼻セレブ。
柔らかい且つ、キメが細かい。
これは、善し悪し。
だって、吸い込まねえじゃねえか。
でも、柔らかいのは、有難いです。
仕事は休めないので、アグレッシブな対応で、病院に向かうのです。
MAX音量でレイジー聴きながらシラっとした早足で感じ悪く歩いていたら、満面の笑みで手を振るヒト、有り。
一瞥して通り過ぎるも、あまりのさわやかさに振り返ると、あ、ごめん、造形のN氏だった。
「なんだよー。」
「ごめん。」
「なんでこんなとこに居んの?」
「こっちに引っ越したんだもん。」
「北神戸から?」
「んー。」
「なんで?」
「ひとりになって。」
気マズ・・・。さわやかな話題がない奴でごめん。ごめん。しょうがないじゃん。
「そっちは?」
「レンタカーはいつもここなんだよ。」
へぇ。そっか。ここ、レンタカーやさんか。ここでいっつもユンボとか、借りてたのか。
そういえば、同い年のN氏には、いつもさわやかに気マズイ思いをさせられているな。
数年前。
宝塚駅のホームで佇んでいたら、満面の笑みで近づいてきて、
「こんなとこで何やってんだよー。」
「金パでMC干された。黒くしろっつったから、帰るっつって、帰って来た。(歌謡ショーとは別件)」
「俺も、ヤバイ仕事、こっそりやろうとしたら、やる前に挙げられて、間一髪だった。」
「・・・(オメ、さわやかだなー。)」
「・・・。」
風邪かもしれないから、病院行くんだって、言うのはやめよう。
コイツのさわやかさが、私を辛くするばかりである。
悪かったね、春らしい話題もなく。
くしゃみ、止まんない。