art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

ヒヤヒヤ柿落とし

rubenjuri2007-07-01

 今日のマダムは可愛かった。
 O議員奥様が、マダムと連絡がとれないと言いに来たので、Aラキダのラヴラヴ・ベンチシート車を借りて豪邸に向かう。色んな思いが駆け巡る。
 ぶっ倒れてんじゃないか、昼寝したまま召されてんじゃないか、だからあのモミの木、切るの反対だったんだ、などなど。
 殆ど豪邸に着きかけた頃、O議員奥様から、着信。
 「マダム、来たー!!!」
 キュキュキュとUターン。
 よかっっっったー。
 力が抜けた。
 大切。
 マダム、大切。
 好き。
 本日、柿落としのホールのロビーで、不愉快そうに私を待つ、マダム。
 「具合が悪かったら、juriさんに連絡しない訳、ないじゃないの!!何よ!!家まで向かったって!!!」
 「ごめんなさいごめんなさい。さぁ、入りましょう。」
 「もう。何よ。」
 「これ、咳込んだらいけないから、持って入って。」
 「ダメよ、客席にペットボトルなんて、持って入っちゃ。」
 「いーの!先生は、いーの!」
 「飲み食いはだめなのよ!!」
 わかってるよ、いつも開演前に自分でアナウンスしているのだから。
 「いいから言うことを聞いて。」


 夜。
 マダムに電話をしたら、「あの方がいらしてなかった、あの方もお見かけしなかった、不夢不無の奥さんにサクランボをいただいた、」などなど、四方山話を展開していたマダム。最後に・・・、
 「ねぇjuriさん、あのお茶がなかったら、咳き込んでコンサートどころじゃなかったわ。ありがとう。でも私、ペットボトルの飲み物なんて、買った事ないのよ。あんなに沢山は要らなかったわ。でも、半分持って帰って、美味しくよばれたわ。」
 可愛い。
 大切。
 「レストランやカフェでの演奏会なら、お水を貰いに走るけど、今日はそうはいかないでしょ。でも、そうですね、今度は、小さいサイズのにしますね。」
 「でも本当は、持ってっちゃいけないのよ。」
 いーんだよ。


 画像は、ホール二階展示室で本日から6日まで開催の、SANDA造形展2007での、おっと氏の作品を遠目で。
 アイアンK氏がフレーム・イン。
 一般の人の撮影は禁止っす。