art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

個展最終日

rubenjuri2006-06-04

 最終日。
 あっちゅー間の一週間でした。
 “朗読のjuriさん”から、今では“よく食うjuriちゃん”になっております。
 打ち上げの仏料理で、テラスに通されたのはいいのだけど何故か二班に別れなきゃならなくて、凄く嫌でした。だって、スタッフの皆さん全員、ここで出会ってここで別れる方ばかりなのだもの。
 「juriちゃんはよく食べる!!」
 あちらの班で声高に断言しているYさん。会期中、一度でも一緒にランチした方は、全員「そーそー」と頷いている。
 「そーなの?お酒は飲むの?」
 Leeさんもあちら班なので、皆に訊いている。
 「それが、お酒は一滴もダメなのよ。アン・シャーリーブランデーケーキで酔っぱらってたわ。」
 こちら班にはお菓子提供のアン・シャーリーさんがいて、その会話を耳ダンボで聞いて私とアイコンタクトで笑った。実は、わたくし、アン・シャーリーさんのブランデーケーキのお陰で、ブランデーケーキを克服出来たかも・・・なのです。だって、、あまりの美味しさに、酔っぱらうのを覚悟で食べ続けたら、平気になったし☆・・・ま、引き出物とかのは、やっぱ無理でしょうけれどね。
 今日も今日とて、あちらこちらから「これ食べてこれ食べて」の嵐。デザートまで。その間、「水ください」を連発。皆はデカンタでワインを何杯も何杯も傾けているというのに!!挙げ句の果てに、「やだjuriちゃん、まだ食べてるの?おっそいわねー。」とか言われ・・・。
 美味しかったー☆
 皆、素晴らしい方ばかりでした。たくさん勉強になりました。Kさんの悩みに耳を傾けていたら、涙が止まらなくなって、Kさんまで泣かせてしまいました。子育てで通る道。
 「まさかjuriさんも、かつて同じ悩みを持っただなんて・・・。びっくりしました。」
 「ごめんなさい、思い出しちゃって。」
 そんな私ですが、「息子に朗読なんてしてやった事ないっす」発言で大顰蹙。
 料理人が家で包丁を握らないのと同じなんじゃねーの的な?
 生意気ー。
 最悪ー。
 んな馬鹿な。吹いてるだけっす。小ちゃい頃は、息子が暗記するまで朗読しましたよ。その暗記の声がご褒美でしてね。ギャラなんてもんじゃないっす。本当は、高校生になっても、良い本は読み聞かせてやりたかったのです。でもいつしか、息子が催促しなくなったのをいい事に、怠けているうちに、気まぐれで「読もうか?」って言っても、拒否られるようになりました。
 っていう説明は、入れずに「息子に朗読なんてしてやった事ないっす」発言。


 一週間で、たくさんたくさん色々な話をしました。皆の家族の事。息子の事。ママの事。姉の事。一寸だけ、パパと兄の事も。
 『フランクとルーシー』の朗読で、繰り返しフランクになりながら、“もう会えない”って事を、少し勉強しました。


 Lee先生、ありがとうございました。
 Leeko Japan のスタッフの皆さん(私も含めて)、ご来場の皆様、ありがとうございました。
 そして・・・フランクちゃん、ありがとう。