二十歳の同僚からの電話で目覚める。
「juriさん、治りましたか?」
「・・・治りました。」
「ホントですか?」
「・・・ホントです。」
「じゃあ、起きてください。お寿司屋さん、行きますよ。」
「・・・はい。」
現金なもので、お寿司やと聞くと、息子もついて来たが、“彼の白”を持って行くと言う。
「はぁ?かーさんと一緒なのに?マジかよ!じゃあ、かーさんも“俺の黒”持って行くわ。」
絵的にどうなの?漫画喫茶に向かい合わせで座って漫画を読む親友同士みたいなモンじゃねーの?
少し離れて歩く。私が先に歩く。いつも誰からも「歩くのが早い」と言われるが、お互い音楽聴いてるのなら、速度を合わせてあげる必要もないでしょ。
それでも時折振り向くと、・・・口空けてるよコイツ!!
んで、何処見てんだ?音楽に入り込んでるんじゃないよー。
流石、初心者。これから徐々に、入り込みながらもポーカーフェイスで居る技を習得していけばよい。
レッキンさんの曲に仰け反りたくなる気持ちを抑え、自分との距離を広げていく母を見習えばよい。
“彼の白”にジャケットを着せてみました。
限定品をFIK氏から(激)安価で譲っていただきました。
同時に、春からの衣替えにクリアケースも注文しました。
何やってんだ、私。
“俺の黒”には何のアクセも買ってあげてないのに。
FIK氏のセールス・トークが巧みなのである。