二十歳からの置き手紙
十九歳からの手渡しの手紙
二通を鞄に入れて、
どうにかこうにか“俺の黒”に支えられながらアフタ−5を歩いている。
着信も、聞こえない。
気付けば、カリスマ。
かけ直さず、サロンに寄る。
用件を聞き、お互いcloudyな談笑を展開して納得。
そこんとこは大人。
ママごめんね。
ホントウを知りながら、懺悔は繰り返される。
いつまでも貴女のミャンで居たいけれど。
フラフラと帰宅すると、マダムからの手紙。
三通を並べて手を合わせる。
ごめんね。
若い順に並べ直す。
二十歳とマダムの間に、私が入る。
さて、どれがホントウでしょう。
繰り返される歴史。
LIAR.
可愛らしい愛すべき二通の手紙と、
包み込んでくださる天使からの手紙。
此処まではお約束のように通ってきたけれど、
マダムのようには決してなれないだろう。
壊れたメリーゴーランド。
ママごめん。