art-P capsule

フリーMC。2004年から映画とロックを作っています。ジャンルレスボーカルや表現を生業としている日々を記しています。2004年12月より毎日更新。

三通目

rubenjuri2006-03-01

 二十歳からの置き手紙
 十九歳からの手渡しの手紙
 二通を鞄に入れて、
 どうにかこうにか“俺の黒”に支えられながらアフタ−5を歩いている。
 着信も、聞こえない。
 気付けば、カリスマ。
 かけ直さず、サロンに寄る。
 用件を聞き、お互いcloudyな談笑を展開して納得。
 そこんとこは大人。
 ママごめんね。
 ホントウを知りながら、懺悔は繰り返される。
 いつまでも貴女のミャンで居たいけれど。



 フラフラと帰宅すると、マダムからの手紙。
 三通を並べて手を合わせる。
 ごめんね。
 若い順に並べ直す。
 二十歳とマダムの間に、私が入る。
 さて、どれがホントウでしょう。
 繰り返される歴史。
 LIAR.


 可愛らしい愛すべき二通の手紙と、
 包み込んでくださる天使からの手紙。
 此処まではお約束のように通ってきたけれど、
 マダムのようには決してなれないだろう。


 壊れたメリーゴーランド。
 ママごめん。